今夜もあなたと月、見ます。



なんとなく上の空なのが抜けないままバイトに入る


「はぁ」

「ため息多いねー間宮さん」



瀧本さんがニヤニヤしながらこっちを見ていた


「わかるよわかるよー恋でしょ」

…は?

「いいねぇ!青春だねぇ!」

う、うざい
この人うざい

「若いうちに恋しときぃー」

あ、はい


…ん?

「あれ、瀧本さんっていくつですか?」

「俺19だよー」

19!

響紀さんと一緒だ


「瀧本さんも若いじゃないですか」

「まあねー。俺も今絶賛恋愛中だから」

あ、そうなんですか

「彼女さんいるんですか?」

「いるよー。確か間宮さんと同い年」

同い年だとっ

「高校生に手出してるんですか」

「やめてよその言い方ー。大して年齢変わらないでしょ」


まあそうか

あーでも確かにこの人よく見ると整った顔してるし

彼女くらいいるか

どうでも良すぎて考えたことなかった