リリエナは生まれてこの方、お金を持ったことがない。グードはリリエナが十歳になったら「お小遣い」なるものをくれると言っていたが、六歳児のリリエナはまだそのお小遣いをもらっていなかったから、お金の使い方はよく知らない。知っているのはせいぜい、お金があればお買い物ができると言うことくらいだ。
「結婚すれば、お金がたくさんいるにょですよ」
エンリーの言うことが本当ならば、ご祝儀は確かに必要だった。アナイスは結婚を機に仕事をやめるそうだから、お金はあった方がいいだろう。
だが、問題はそのお金をどうやって入手するかである。
六歳児のリリエナは、もちろんお金を稼いだことがない。見たこともない。そういえば養父グードの遺産とやらの中にお金があったらしいが、すべてゴルゴドに奪い取られたと、グードの愛弟子のステアートが悔しそうに言っていたなと思い出す。グードの遺産はすべて魔導士ギルドのものとして管理されることになったそうだが、実際はゴルゴドの懐に入ったとかなんとか。お金の価値がよくわからなかったので「ふーん」と聞き流していたが、こんなことなら、ゴルゴドに奪われる前に隠しておけばよかった。
「お金ってどうやったら手に入るのかな?」
「結婚すれば、お金がたくさんいるにょですよ」
エンリーの言うことが本当ならば、ご祝儀は確かに必要だった。アナイスは結婚を機に仕事をやめるそうだから、お金はあった方がいいだろう。
だが、問題はそのお金をどうやって入手するかである。
六歳児のリリエナは、もちろんお金を稼いだことがない。見たこともない。そういえば養父グードの遺産とやらの中にお金があったらしいが、すべてゴルゴドに奪い取られたと、グードの愛弟子のステアートが悔しそうに言っていたなと思い出す。グードの遺産はすべて魔導士ギルドのものとして管理されることになったそうだが、実際はゴルゴドの懐に入ったとかなんとか。お金の価値がよくわからなかったので「ふーん」と聞き流していたが、こんなことなら、ゴルゴドに奪われる前に隠しておけばよかった。
「お金ってどうやったら手に入るのかな?」


