リリエナはキノコをプレゼントしたアナイスの喜ぶ顔を想像して、俄然やる気になった。
リリエナが持てる大きさの籠いっぱいにキノコを採って戻ると、すでに魔導士ギルドの寮母アナイスは到着しているようだった。
家の外からでも、精霊たちの様子でわかる。食べ物を持ってきてくれるアナイスのことが、食いしん坊の精霊たちは大好きなのだ。そのためアナイスが来ているとそわそわして、いつも以上に家の周りに精霊たちが集まってくる。
家の中でも精霊たちがわいわい騒いでいるようだ。
リリエナは「エンリーたちは、しょうがないんだから」と肩を落として、木の幹が絡み合って、外から見れば三角形の形をしている玄関の扉を押し開けた。
アナイスに見えないとわかっていても、家の中で大騒ぎをされると冷や冷やする。リリエナもアナイスの前では精霊たちの姿が見えないふりをしなければならないから、できることならエンリーたちにはおとなしくしてもらいたいが、おいしい料理やお菓子を前に興奮している精霊たちが静かにするとは思えない。
狭いリビングのテーブルの丸い椅子に、アナイスが座っていた。いい匂いが漂っているから、スープを作ってくれていたようだ。
「おかえりなさい、リリエナ。今日はバーリーさんはいらっしゃらないのね」
「バーリーは、ええっと、お仕事に出かけてるよ!」
リリエナが持てる大きさの籠いっぱいにキノコを採って戻ると、すでに魔導士ギルドの寮母アナイスは到着しているようだった。
家の外からでも、精霊たちの様子でわかる。食べ物を持ってきてくれるアナイスのことが、食いしん坊の精霊たちは大好きなのだ。そのためアナイスが来ているとそわそわして、いつも以上に家の周りに精霊たちが集まってくる。
家の中でも精霊たちがわいわい騒いでいるようだ。
リリエナは「エンリーたちは、しょうがないんだから」と肩を落として、木の幹が絡み合って、外から見れば三角形の形をしている玄関の扉を押し開けた。
アナイスに見えないとわかっていても、家の中で大騒ぎをされると冷や冷やする。リリエナもアナイスの前では精霊たちの姿が見えないふりをしなければならないから、できることならエンリーたちにはおとなしくしてもらいたいが、おいしい料理やお菓子を前に興奮している精霊たちが静かにするとは思えない。
狭いリビングのテーブルの丸い椅子に、アナイスが座っていた。いい匂いが漂っているから、スープを作ってくれていたようだ。
「おかえりなさい、リリエナ。今日はバーリーさんはいらっしゃらないのね」
「バーリーは、ええっと、お仕事に出かけてるよ!」


