くっきりとした目元。 ほんのり色付く頬。 程よく薄く整った唇。 ワンピースから覗く白い腕。 全てに目が奪われたんだ。 だんだんと近づいていく。 ほんの数秒だったはずだ。 でも、とてつもなく長く、 時が止まったのかと思う程。 逸らすことが出来なかった。 「若、とりあえずカウンターで様子みますか。」 「あぁ。」 新が声を掛けて来なかったら、 きっと。 あの女の所に向かっていた。