続くチナもあたりに止まることなく、終わりあっという間に一周してきた。
よし、次だ!
マサシはサイコロを握りしめてそっとネリケシをひっつけた。
出したい目は6。
だから裏側の2にくっつけるのだ。
昔マジックをやっていたマサシの手際はよく、誰にも怪しまれることもなかった。
少し強めにサイコロを振ってわざと自分の足元に転がした。
みんなが床に転がるサイコロを見つめる。
「よし、6だ!」
6で止まったのを確認してもらってから手早く回収し、ネリケシを外した。
サイコロの2の面が少し粘つくけれど、このくらいなら気が付かれないはずだ。
「嘘でしょ。またあたりに止まるの!?」
ノリコが驚愕の声を上げる。
マサシはその声を歓声のように聞きながら、コマを動かした。
「仕方ないよ。運は俺に味方をしたんだ」
マサシはあたりの上でコマを止めた。
みんなの視線がマサシに集まる。
まだ才能を奪われていない3人はひどく怯えた表情を浮かべた。
よし、次だ!
マサシはサイコロを握りしめてそっとネリケシをひっつけた。
出したい目は6。
だから裏側の2にくっつけるのだ。
昔マジックをやっていたマサシの手際はよく、誰にも怪しまれることもなかった。
少し強めにサイコロを振ってわざと自分の足元に転がした。
みんなが床に転がるサイコロを見つめる。
「よし、6だ!」
6で止まったのを確認してもらってから手早く回収し、ネリケシを外した。
サイコロの2の面が少し粘つくけれど、このくらいなら気が付かれないはずだ。
「嘘でしょ。またあたりに止まるの!?」
ノリコが驚愕の声を上げる。
マサシはその声を歓声のように聞きながら、コマを動かした。
「仕方ないよ。運は俺に味方をしたんだ」
マサシはあたりの上でコマを止めた。
みんなの視線がマサシに集まる。
まだ才能を奪われていない3人はひどく怯えた表情を浮かべた。



