そのためには今はゲームに集中することだった。
ボード上のあたりマスは全部で3箇所。
止まることができるかどうかは、サイコロの目に委ねられている。
もしかしたら1度もあたりに止まることなくゴールしてしまうかもしれない。
だけどマサシはそんなヘマをするつもりはなかった。
自分の番が近づいてきたとき、そっとポケットからネリケシを取り出した。
白色で爪の先程の小さなものだ。
自分のコマが止まっている場所からあたりのマスまで残り3マス。
マサシはサイコロを手に取り、手のひらで弄ぶふりをしながらネリケシを貼り付けた。
3の目を出すために逆側の4の面を重たくするのだ。
「次は俺の番だな」
マサシはわざとらしくそう言うとサイコロを振った。
サイコロは机の上でコロコロと転がり、3の面を上にして止まった。
「3だ!」
そう言ってすぐにサイコロを手にして3の目をみんなに見せるように掲げる。
そして机の上に戻るタイミングで、ひっつけていたネリケシを回収した。
ボード上のあたりマスは全部で3箇所。
止まることができるかどうかは、サイコロの目に委ねられている。
もしかしたら1度もあたりに止まることなくゴールしてしまうかもしれない。
だけどマサシはそんなヘマをするつもりはなかった。
自分の番が近づいてきたとき、そっとポケットからネリケシを取り出した。
白色で爪の先程の小さなものだ。
自分のコマが止まっている場所からあたりのマスまで残り3マス。
マサシはサイコロを手に取り、手のひらで弄ぶふりをしながらネリケシを貼り付けた。
3の目を出すために逆側の4の面を重たくするのだ。
「次は俺の番だな」
マサシはわざとらしくそう言うとサイコロを振った。
サイコロは机の上でコロコロと転がり、3の面を上にして止まった。
「3だ!」
そう言ってすぐにサイコロを手にして3の目をみんなに見せるように掲げる。
そして机の上に戻るタイミングで、ひっつけていたネリケシを回収した。



