そうしているうちにどんどん猫の泣き声は増えてくる。
ミャーミャー。
ミャーミーミャーミャー。
ミャーミャーミャーミャーミャーミャーミャー。
最初は遠くから聞こえてきていた声が、どんどん近づいてくる。
ミャーミャー!!
すぐ近くで、耳元で鳴かれたような大きな声にクニヒコは驚いて顔をあげた。
しかしその瞬間猫の鳴き声はパタリと止まって静けさが舞い戻ってきた。
「なんだ今の? 猫の声?」
立ち上がり、窓辺に近づいてく。
外を確認してみても野良猫の姿は見えない。
「気のせいかな?」
そうして部屋の中へ視線を戻したとき、またミャーミャーと猫の鳴き声が聞こえてきてビクリと体を震わせた。
声がしたのはクニヒコの部屋の押し入れの中からだ。
もちろん、そんなところに猫を入れた覚えはない。
でももしかしたら、引っ越し中に勝手に入り込んできたのかもしれない。
ミャーミャー。
ミャーミーミャーミャー。
ミャーミャーミャーミャーミャーミャーミャー。
最初は遠くから聞こえてきていた声が、どんどん近づいてくる。
ミャーミャー!!
すぐ近くで、耳元で鳴かれたような大きな声にクニヒコは驚いて顔をあげた。
しかしその瞬間猫の鳴き声はパタリと止まって静けさが舞い戻ってきた。
「なんだ今の? 猫の声?」
立ち上がり、窓辺に近づいてく。
外を確認してみても野良猫の姿は見えない。
「気のせいかな?」
そうして部屋の中へ視線を戻したとき、またミャーミャーと猫の鳴き声が聞こえてきてビクリと体を震わせた。
声がしたのはクニヒコの部屋の押し入れの中からだ。
もちろん、そんなところに猫を入れた覚えはない。
でももしかしたら、引っ越し中に勝手に入り込んできたのかもしれない。



