「ねえ、付き合ってください」

彼は、隣の席の守谷くん。
ファンクラブが出来るほどの人気者。
そんな彼がどうして私に?

「あ、あの、ネタですか?」

私がそう言うと彼はフフっと小さく笑った。

「美奈ちゃんってほんとに可愛い」

「え?はい?!」

顔が熱くなるのを感じる。恥ずかしい。
そんな私を見て彼はまた笑った。
そんな顔に私も惹かれた。




「お願いします。」