なるほどな。

「中谷様、龍之介様、そろそろお食事の時間ですけれど…」

1時間くらいたってから家政婦さんが呼びにきた。

「サッチー、この部屋に持ってきてくれね?俺ら今忙しいからさ。」

「かしこまりました。」

龍之介が言うと家政婦さんは夕食を運んできてくれた。

今日はハンバーグステーキだった。

「よーし、豊、食おう。」

「いいのか?総一郎さんに言わなくても。」

「いいよ、親父は厳しいけどもう俺ら成人だから。若いころは一緒に食べねーと叱られたけどな。」

そう言って俺たちは食べ始めた。

「相変わらずうめーなあ!さっすがサッチーだ!」

「いつも家政婦さんだけが作ってるの?料理は。」

昼はえりさんや優樹奈さんが台所に居るのを見かけたが。

「まあ、夕飯はね。朝飯と昼飯は違うけど。サッチーのほかには桜子とエリーとユッキーナだな。でもエリーは料理苦手みたいだけど。

龍之介は誰かれ構わずあだ名をつけるんだな。

「さ、探そうぜ!」

そして俺たちはまた調査を始めた。