「ちょっと来て」
引っ張られそうになって踏ん張る

「ぃゃ…」

「はぁ…ちゃんと話すから、」
そういわれても動かなかったら最終手段をとられた

ため息をつかれて泣きそうになっていた私を抱き上げてさらった

特に抵抗せずになぎちゃんの服をぎゅって掴んでいたらなぎちゃんの力も強くなった気がした


なぎちゃんに甘えてばっかりだ……

「ゆーず、着替えて」

「なん…で」

「………メルいるから、メルにゆずのその格好見られたくない」

「じゃあ…………また貸してくれる…?」
もはや声にならない声

「ん…いつかね」

って言ってくれたから素直に着替えることにした

なぎちゃんが出て行ってから内緒で涙を拭いてワンピースを着た