【side 永遠】







もうそろそろ終わりゆく、冬。



北国の冬も終わり、ようやく春が近くまで来ている証拠。



校内にある桜の木にもつぼみが膨らみはじめた。



長かったようで、短かった高校1年生という1年間..。


友達や先生たちには恵まれていたし、恋愛もそれなりに充実していた1年。


俺自身には惹かれて行った楓という女性がいた。


付き合っている加恋がいても、楓と一緒に進む事ばかり考えてきた。

友達の助言もあり、別れを決め..
加恋を守る事を決意。