【完結】甘くて危険な恋の方程式〈捜査一課、女刑事の恋と事件の捜査ファイル〉



「日向、お風呂出たよ」

「おう。じゃあ俺も入ろうかな」

「うん。バスタオル、置いておくね」

「サンキュ」

 日向がお風呂場に向かったのを確認したわたしは、寝室からバスタオルを取り出し、それをお風呂場のかごの中に入れた。
 
「日向、バスタオル置いておくね」

「サンキュ」

 わたしはその間に、洗い物を済ませる。そして取り込んだ洗濯物を畳み、クローゼットの中にしまっていく。
 日向の服はシンプルなものが多い。だけどなんか似合ってるから、それもまた素敵なのだ。
 日向らしいというか、日向だからこそ似合うのかもって思った。

「つぼみ、ビールある?」 

 日向がお風呂から上がったのは、その20分後だった。寝間着に着替えた日向は、真っ先にそう聞いてきた。

「あるよ。冷やしてある」

「つぼみも一緒に飲まないか?」
  
 日向にそう聞かれたわたしは「じゃあ、うん。一杯だけ飲もうかな」と答えて、グラスを食器棚から取り出した。

「はい。ビール」

「サンキュ」

 グラスにビールを注ぎ、乾杯してそれを口にした。

「ビールってたまに飲むと、美味いな」