【完結】甘くて危険な恋の方程式〈捜査一課、女刑事の恋と事件の捜査ファイル〉



「いい? あなたを二度と、犯罪者になんてさせない」

 そう言ってわたしは立ち上がると、ゆっくり坂巻くんに近付いた。

「来んな……。来るなって言ってんだろ!?」

「坂巻くん、過去に貼られたレッテルは消すことなんて出来ないの。……だけどね、あなたが変わりたいという想いが少しでもあるなら、わたしたちはあなたに協力する」

「はぁ……?」

「……なんてね!」 

 そしてわたしは困惑する彼に一気に近付くと、その拳銃をそのまま奪い取って、門野さんの方に蹴飛ばした。

「おい。何すんだてめぇ……!?」

「坂巻くん、あなたはここからはもう逃げられない。……観念しなさい」

 わたしは坂巻侑斗の前に立つと、その腕を掴んだ。

「クッソッ……!離せっ!」

 逃げようと抵抗する坂巻侑斗の腕をさらに強く掴んだわたしは「坂巻侑斗。公務執行妨害及び、銃刀法違反の容疑で現行犯逮捕します」と言った。

「クッソッ……!!」

 その腕に手錠をかけたわたしは、門野さんの元へと連れて行った。

「門野さん、後お願いしてもいいですか?」

「ああ。……引き継ぐよ」

「はい」