「いい? あなたを二度と、犯罪者になんてさせない」
そう言ってわたしは立ち上がると、ゆっくり坂巻くんに近付いた。
「来んな……。来るなって言ってんだろ!?」
「坂巻くん、過去に貼られたレッテルは消すことなんて出来ないの。……だけどね、あなたが変わりたいという想いが少しでもあるなら、わたしたちはあなたに協力する」
「はぁ……?」
「……なんてね!」
そしてわたしは困惑する彼に一気に近付くと、その拳銃をそのまま奪い取って、門野さんの方に蹴飛ばした。
「おい。何すんだてめぇ……!?」
「坂巻くん、あなたはここからはもう逃げられない。……観念しなさい」
わたしは坂巻侑斗の前に立つと、その腕を掴んだ。
「クッソッ……!離せっ!」
逃げようと抵抗する坂巻侑斗の腕をさらに強く掴んだわたしは「坂巻侑斗。公務執行妨害及び、銃刀法違反の容疑で現行犯逮捕します」と言った。
「クッソッ……!!」
その腕に手錠をかけたわたしは、門野さんの元へと連れて行った。
「門野さん、後お願いしてもいいですか?」
「ああ。……引き継ぐよ」
「はい」



