「続いて同じく強行犯係、門野!」
「はい。強行犯係の門野です。 まず被害者が着ていた衣服を鑑識で調べてもらった所、衣服に泥のようなものが付いていました。調べてもらった所、遺体発見現場と同じ成分であることが分かりました」
そう話す門野さんに思わず、わたしも視線を向けてしまう。
「遺体の状態からしても、殺害されたのは10年以上前ではないかと見ています。 ですが今の所、有力な情報は掴めていません。引き続き、被害者の身元について調べます。 以上です」
「よし、分かった! 引き続き捜査を続けるぞ!何か分かったら、必ず共有すること。いいな!」
課長の言葉にわたしたちは「はい!」と返事をして、捜査会議を終えた。
「笹野、科捜研から何か連絡は?」
「はい。たった今」
その翌日、科捜研から鑑識の方に連絡があり、遺体の鑑定が終わったとのことだった。
「よし、鑑識に行くぞ」
「はい」
わたしは門野さんと、すぐに鑑識へと向かった。
「江田さん、お疲れ様です」
「笹野さん、門野さん、お待たせしました」
「鑑定が終わったって?」



