「剥がれていた?」
「はい。この倉庫に貼ってある立入禁止区域テープが、第一発見者が来たら剥がれていたと。……それで不審に思って中に入ったら、白骨死体を発見したとのことです」
そう言われたわたしは「そうですか……」答えた。
「江田さん、この遺体、何か身元が分かるものは所持していましたか?」
と江田さんに問いかけると「いや、何もなかったよ」と答えてくれた。
「そうですか……」
とりあえず、この白骨死体について調べないとよね……。
でも調べるって言っても、何から調べたらいいのだろう……。
「笹野」
「あ、門野さん」
「とりあえず聞き込みに行くぞ」
「はい」
わたしは門野さんと一緒に聞き込みに出た。
「すみません。警察なんですが……」
「この近くで白骨遺体が見つかったのですが……。最近、何か不審な人を見たとか、ありませんか?」
と近所の人に問いかけるけど、何も見つかるわけはなく……。
結局鑑識係の江田さんからの報告を、待つしかなかった。
白骨遺体の鑑定には相当時間がかかるらしく、科捜研にお願いすることにしたそうだ。



