【完結】甘くて危険な恋の方程式〈捜査一課、女刑事の恋と事件の捜査ファイル〉



「剥がれていた?」

「はい。この倉庫に貼ってある立入禁止区域テープが、第一発見者が来たら剥がれていたと。……それで不審に思って中に入ったら、白骨死体を発見したとのことです」

 そう言われたわたしは「そうですか……」答えた。

「江田さん、この遺体、何か身元が分かるものは所持していましたか?」

 と江田さんに問いかけると「いや、何もなかったよ」と答えてくれた。

「そうですか……」

 とりあえず、この白骨死体について調べないとよね……。
 でも調べるって言っても、何から調べたらいいのだろう……。

「笹野」

「あ、門野さん」

「とりあえず聞き込みに行くぞ」

「はい」

 わたしは門野さんと一緒に聞き込みに出た。

「すみません。警察なんですが……」

「この近くで白骨遺体が見つかったのですが……。最近、何か不審な人を見たとか、ありませんか?」

 と近所の人に問いかけるけど、何も見つかるわけはなく……。
 結局鑑識係の江田さんからの報告を、待つしかなかった。
 白骨遺体の鑑定には相当時間がかかるらしく、科捜研にお願いすることにしたそうだ。