それから一週間後、わたしはケガから復帰した。
「皆さん、ご迷惑をおかけしてすみませんでした。本日からまた復帰します。 よろしくお願いします」
「お、笹野!待ってたぞ」
「おかえり、笹野」
小野田課長や門野さんが笑顔を向けてくれる中、一人複雑そうな顔をしていたのは、日向だった。
「ありがとうございます」
「でも無茶だけはするなよ」
「はい。気を付けます」
門野さんからそう言われたわたしは、そう返事をした。
「笹野。早速だが、門野と一緒に捜査に行ってくれるか?」
「はい」
今日は門野さんと捜査か……。
「行くぞ、笹野」
「はい」
わたしは門野さんと一緒に、捜査に出た。
「ここって……。自殺の現場、なんですよね?」
今日の現場は、自殺だとは聞いていた。
「ああ。そうなんだが……」
門野さんの表情が、少し曇った気がした。
「どうし、ました……?」
「明らかに自殺なんだが……。母親が息子は自殺なんかするはずがないと言い張っててな」
「え……?」
「それでもう一度、課長からの命令で調べ直すことにした」



