【完結】甘くて危険な恋の方程式〈捜査一課、女刑事の恋と事件の捜査ファイル〉



「最近やたらお前に近づくなとは思ってたけど……。やっぱりそうみたいだわ」

 そう言われたわたしは「え、え? な、なんで分かるの?」と問いかけた。

「お前って本当に鈍いのな?……そんなん、見てりゃ分かるから」

 そう言った日向は、ニ杯目のアイスコーヒーを店員さんにオーダーした。

「見てればって……。そんなの、分からないよ」

 だって門野さんは、いつも優しくて……。困った時のヒーロー……?だし。

「だからお前は、鈍感なんだよ」
 
「鈍感って……。そんなことないから」

 と言ったわたしに、日向はわたしの顔を見て「お前は鈍感だよ。……昔から」と言ってきた。

「昔……から?」
 
 それ、どういう意味……? 

「そうだ。昔から、だ」

「な、な、なんで……。なんでそんなこと……」

 と問いかけた時、日向が頼んだニ杯目のアイスコーヒーが運ばれてきた。

「言っておくけど俺、門野さんなんかに負けるつもりはないからな」

「……え? それ、どういう……?」

 もしかしてだけど……。

「まだ分からないのか?俺の気持ち」

 もしかして日向は……。