「最近やたらお前に近づくなとは思ってたけど……。やっぱりそうみたいだわ」
そう言われたわたしは「え、え? な、なんで分かるの?」と問いかけた。
「お前って本当に鈍いのな?……そんなん、見てりゃ分かるから」
そう言った日向は、ニ杯目のアイスコーヒーを店員さんにオーダーした。
「見てればって……。そんなの、分からないよ」
だって門野さんは、いつも優しくて……。困った時のヒーロー……?だし。
「だからお前は、鈍感なんだよ」
「鈍感って……。そんなことないから」
と言ったわたしに、日向はわたしの顔を見て「お前は鈍感だよ。……昔から」と言ってきた。
「昔……から?」
それ、どういう意味……?
「そうだ。昔から、だ」
「な、な、なんで……。なんでそんなこと……」
と問いかけた時、日向が頼んだニ杯目のアイスコーヒーが運ばれてきた。
「言っておくけど俺、門野さんなんかに負けるつもりはないからな」
「……え? それ、どういう……?」
もしかしてだけど……。
「まだ分からないのか?俺の気持ち」
もしかして日向は……。



