【完結】甘くて危険な恋の方程式〈捜査一課、女刑事の恋と事件の捜査ファイル〉



 そして主犯格であるその男は「何やってんだよ!この役立たずが!」とそいつを怒鳴りつけた。

「うるせぇぞ!お前らがモタモタしてるからだろうが!」

 そして言い合いを始めた。

「笹野……!!」

 門野さんの声が聞こえてきた。

「っ……!」

 そして主犯格の男は、わたしの額に拳銃を押し当てた。

「女、お前には死んでもらう」

「……なぜこんなことをしたの?」

「お前には関係ない。余計な口出しするな」

 そしてわたしに向けたままの拳銃の引き金を、犯人はそっと引いた。

「……っ」

 もうダメだ……。わたしはこの男に殺される。

「笹野……!」

「待て!そいつを離せ!」

 門野さんと高野さんが、なんとか止めようとしてくれていた。

「門野さん……。高野さん……」

「お前の要求はなんだ?何が目的なんだ? 頼むから、教えてくれ」

 高野さんが犯人にそう伝えるも、犯人はその言葉に聞く耳を持たなかった。

「あなたたちはもう逃げれらない。観念しなさい」

「うるせぇ!撃たれてぇのか!」

「撃ちたければ、撃てばいい」

 わたしがそう伝えると、犯人はわたしを見た。