そして主犯格であるその男は「何やってんだよ!この役立たずが!」とそいつを怒鳴りつけた。
「うるせぇぞ!お前らがモタモタしてるからだろうが!」
そして言い合いを始めた。
「笹野……!!」
門野さんの声が聞こえてきた。
「っ……!」
そして主犯格の男は、わたしの額に拳銃を押し当てた。
「女、お前には死んでもらう」
「……なぜこんなことをしたの?」
「お前には関係ない。余計な口出しするな」
そしてわたしに向けたままの拳銃の引き金を、犯人はそっと引いた。
「……っ」
もうダメだ……。わたしはこの男に殺される。
「笹野……!」
「待て!そいつを離せ!」
門野さんと高野さんが、なんとか止めようとしてくれていた。
「門野さん……。高野さん……」
「お前の要求はなんだ?何が目的なんだ? 頼むから、教えてくれ」
高野さんが犯人にそう伝えるも、犯人はその言葉に聞く耳を持たなかった。
「あなたたちはもう逃げれらない。観念しなさい」
「うるせぇ!撃たれてぇのか!」
「撃ちたければ、撃てばいい」
わたしがそう伝えると、犯人はわたしを見た。



