【完結】甘くて危険な恋の方程式〈捜査一課、女刑事の恋と事件の捜査ファイル〉



「分かりました」

 わたしは無線を切ると、日向に「日向、もうすぐ応援が来る。急いで運ぼう」と伝えた。

「了解」

「みんな、歩ける?」

 と話すと、女子高生たちは静かに頷いた。

「もう大丈夫だよ。 さ、行こう」

 と言って立ち上がって振り返った時ーーー

「……っ!?」

 わたしたちの目の前に、犯人であろう男が拳銃を向けたまま立っていた。

「おい!そこを動くんじゃねぇぞ!」

 犯人はニヤリと笑いながら、わたしたちに拳銃を向けていた。

「おい女。銃をこっちによこせ!」

「……いいえ。渡さないわ」

「何だと!?」
 
 そしてわたしは犯人に、その銃を向けた。

「この子たちを開放して」

「開放?……する訳ねぇだろ!そんなもん!」

 犯人はそう言って近くにあった缶を蹴り飛ばした。
 そしてわたしに近付いてきた犯人は、わたしの前に立つと、わたしを見てニヤリと笑った。

「つぼみ……!」

「お前、よく見るといい女だな?」

「教えて。……あなたたちの目的は、何?」

 わたしは相手にそう言うと、相手は「目的?そんなの、教える訳ねぇだろ!」と言った。