【完結】甘くて危険な恋の方程式〈捜査一課、女刑事の恋と事件の捜査ファイル〉



 目の前には、銃弾に撃たれた犯人の一人がいた。
 そしてそこにはーーー

「日向、あれ見て……!」

 その景色の向こう側には、撃たれた肩を抑える犯人と、もう一人の犯人が拳銃を向けたまま立っていた。

「やはり、拳銃を所持していたか……」

 と、日向が呟いた。 そしてわたしは、あることに気付いた。

「門野さん、高野さん、日向」

「どうした?笹野」

「……犯人が、一人いません」

 わたしがそう言うと、門野さんと高野さんは顔を顰めて「何?」と返事をした。

「犯人は三人組です。……ここには今、二人しかいません」

「……何だと?」

「まさか……。もう一人って」

 もう一人って、さっきの女子高生たちの所じゃ……!?

「もう一人はあの閉められた倉庫の中にいます!犯人はそこにいます!」

「おい。マジかよ……」

「笹野、女子高生たちを助け出せ」

 高野さんが犯人に拳銃を向けたまま、そう言ってきた。

「……え?」

「ここは俺たちで大丈夫だ。……日向と笹野は、そのまま女子高生たちを救出しろ」

「高野さん……」

「俺たちなら、大丈夫だ。……やれるな?」