【完結】甘くて危険な恋の方程式〈捜査一課、女刑事の恋と事件の捜査ファイル〉



「いない……。一体どこにいるの……?」

 何かの倉庫に間違いはないが、誘拐された女子高生たちは見つからない。
 絶対にどこかにいるはず。……必ず見つけて、保護しないと。

「日向、そっちはいた?」

「いや。いない。……どこにもいないぞ」

「こっちもいない」

 その後捜索を続けると、一部屋だけ開かない部屋があった。何度扉を引いても、開かないのだ。
 おかしい……。

「日向、ここに一部屋開かない部屋がある」

「何?本当か?」

「間違いない。……女子高生たちは、ここにいるはず。すぐ来て」

「分かった。すぐ行く」

 日向が来るのを待っている間、わたしは物陰に隠れて様子を伺っていた。
 その時ーーー

【バァァァン……!】

「え、何……!?」

 どこかで銃声が聞こえてきた。

「つぼみ!いるか!?」

「日向!こっち……!!」

 わたしは日向を手招きした。

「なんだ!今の銃声!?」

「門野さんたちの方からじゃない!?」

「行ってみよう……!」

 わたしたちは急いで、銃声が聞こえた方へと走った。

「高野さん!」

「門野さん!」

 ……っ!? あれは!