そう言ってその銃口を向けてきたのは、他の誰でもなく……。
「……っ!?」
「笹野……!!」
ーーーわたし、であった。
「おい、そこの女……! こっちに来い!!」
「っ……!?」
拳銃を向けたまま、わたしに視線を向けそう告げてきた葉山。
「笹野……!」
「何してる! 早くこっちに来い!」
「行っちゃダメだ!笹野……!」
と、門野さんがわたしを止めに入る。
だけど葉山は「早くこっちに来ないと、今すぐお前を撃つぞ!」と言ってきた。
「……分かった。そっちに行くわ」
「おい、笹野!」
「早くしろ! 後、銃は置いて来い!」
と、わたしに早く来るように促してきた葉山の言うことを、わたしは聞くしかなかった。
「両手を挙げて、こっちに来い!」
わたしは静かに深呼吸してから、コンクリートの上に拳銃を置いて、両手を挙げて葉山の元へと歩き出そうとした。
「笹野……!」
門野さんや高野さんが、わたしを心配そうに見つめていた。
「……大丈夫です」
わたしは一言そう呟き、前に前に歩き出す。
「……っ!」
そしてその瞬間……。



