「葉山!銃を捨てろ!」
わたしもスーツの裏側から拳銃を取り出し、門野さんや高野さんたちと同様に拳銃を被疑者である葉山に向けた。
「葉山!銃を捨てないと、撃つわよ!」
「うるせぇ!やれるものならやってみろ……!」
警察を挑発してくる葉山健に、高野さんは「葉山!お前はもう終わりだ! 諦めろ!」と言った。
「うるせぇって言ってんだろ……! 黙れ!!」
感情を高ぶらせ声を荒げる葉山健。そしてその拳銃を、わたしたちに向かって向けてくる。
「っ……!」
葉山のこの目……。この人は本気だ。本気で、わたしたちを撃とうとしている……。
「葉山!お前がやったことはもう分かってるんだ! 観念しろ!」
と、高野さんが葉山に言い返す。
「うるせぇ! アイツが……アイツが悪いんだ!!」
アイツが悪い……? それは、どういう意味……?
「アイツに金を払えって言ったのに、払わなかったのが悪いんだよ! 俺は悪くねぇ!」
「葉山……! 銃を下ろせ!」
高野さんが落ち着かせようとするも、興奮状態の葉山には、何を言っても通じていないようだった。



