その数日後のことだった。署に到着したわたしたちを待っていたのは……。
「え……。亡くなった……?」
「ああ。……さっき病院から連絡があって、被害者は今朝6時頃、息を引き取ったそうだ。 容態が急変し、そのまま亡くなったと」
「……そうですか」
結局被害者は、目を覚ますことなく、息を引き取ったとのことだった。
結局被害者から何の情報も得られないまま、被害者は亡くなった。……わたしたちは被害者を、助けてあげることは出来なかった。
「被害者の母親が、被害者の最期を見送ったらしい。……明後日、通夜を執り行うとのことだ」
「そうですか。……分かりました」
そしてその次の日、事件はエンディングを迎えることになったのだった。
「葉山健(たけし)!銃を捨てなさい!」
「うるせぇ……!こっちに来るな!」
容疑者として浮上した男、葉山健。葉山健は元不良グループの仲間だった。
昔のことをバラされたくなければ、金を払えと被害者を脅迫していたようだった。 だけど被害者がそれを断りカッとなり、刺し殺そうとしたのだはないかとわたしたちは見ていた。



