「笹野、現場周辺の聞き込みに行くぞ!」
「はい」
例の殺人事件が解決してからニ日後、今度は新たな殺人未遂事件が発生したと連絡を受けたわたしと門野さんは、すぐに現場に向かった。
「お疲れ様です。捜査一課強行犯係の笹野です」
「同じく強行犯、門野です」
「ご苦労様ですっ!」
現場に到着したわたしたちは、警察手帳を見せ現場の中に足を踏み入れた。
「ここが現場ですね」
「みたいだな」
「笹野、被害者の容態は?」
そう聞かれたわたしは「被害者は一命は取り留めたそうですが、まだ意識が戻っていないようです」と門野さんに伝えた。
「そうか。……それじゃ話を聞くのは、まだ無理そうだな」
「……はい」
現場は人通りの少ない公園であった。街灯は少なく、防犯カメラもないため、目撃者がいるかも分からないような状況であった。
「やっぱりどこにも、防犯カメラはなさそうですね」
「そうか。……笹野、ここをニ手に分かれて事件の目撃者がいないか探そう。 俺は駅の方に、笹野は住宅街の方を頼む」
そう言われたわたしは「分かりました」と返事をして、住宅街の方に向かった。



