海と空の狭間で……

かすみが居なくなった屋上に、今日初めて顔を知った男の子と2人きり。


やましい意味はゼロだが、緊張してしまう。


なにを話したらいいかも分からなくて、沈黙が続いた。


ヤバい。
これは、拷問タイム。


相手が慣れてる子なら話せるが、この状況ではコミ障発動だ。


大体私は男の子に免疫がない。


「アスナさん」


どうしたらいいか分からないでいると、空が私に声を掛けて来た。


「あ、はい」
「アスナさんって、兄弟とか居るの?」