海と空の狭間で……

HRが始まるチャイムが鳴り響いた瞬間、教室に入ってきた先生。


それと一緒に見慣れない男の子が教室に入ってきた。


うちの学校では珍しい金色の髪。
キラリと光るピアス。
離れていても分かる程の高身長。


これは、女子がほっとかないだろうなんて思っていると後ろの席のカスミが私の背中を叩く。


振り向いたら小さく折った紙を渡された。


これは、私達の学校での楽しみ。


席が近いから先生の目を盗んで、手紙のやり取りをする。