海と空の狭間で……

何処かで自分を卑下して、やりたい事も出来ないだけ__


そんな自分にうんざりしながら、上履きに履き替えると教室に向かう。


あれ!!


教室に入ると1部の生徒がザワついているのを感じ、そっと聞き耳を立てた。


「男かな?女かな?」
「可愛い女の子が良い!!」
「しかし、こんな時期に転校生だなんて珍しいね!」


転校生がくるのだろうか__


仲良くなれるような子だったら、嬉しいななんて考えたらワクワクしてくる。