海と空の狭間で……

かすみが傷付くのは嫌だ。


それに、この事が原因でかすみと気まずくはなりたくない。


大切な親友も家族も手放したく無いだなんて、私は欲張りなのかも知れない。


「うん……」
「アスナの立場めあるし、上手くやるから安心しな。
それより、ご飯の材料買いに行こうか」
「うん。
ありがとう……」


この日作ったのは、ローストビーフ。


「アスナ。
今日の料理は凝っているな。
凄い!!」
「あは。
凝っているように見えるけど、簡単だよ!」