「ほ、本当?」


ずっと、ひとりになる事が怖かった。


「うん。
当たり前だよ……」
「ずっと、そばに居てね……」


泣きながらそうアピールする、私の髪を撫でるお兄ちゃん。


「何があっても、そばに居るよ……」


その言葉で、安心する事が出来たんだ__


この日からお兄ちゃんは私の家族だった。