「私は、皆と一緒に居れるんだったらそれが良い……」


空が優しい笑顔を浮かべる。


「じゃあ、そうしよう」
「うん!!」


「アスナ」


申し訳無さそうな表情で私の名前を呼ぶお兄ちゃん。


「ん?」
「なんか、悪かったな……」


お兄ちゃんの謝罪によって思い出すのは、悲しい告白。


「大丈夫!
それより、3人で住むのなら早く準備しちゃおう!」
「じゃあ、空き部屋の換気をしておくよ」
「うん!」