海と空の狭間で……

「うん。リビングで大丈夫!!
空!!入って!!」


不安を描き消すように明るく振舞いながら、靴を脱いでリビングに移動する。



「わ、私飲み物入れるね!」
「お願い」


空とお兄ちゃんの様子を伺いながら、コーヒーを2人分入れた。


苦い匂いがお兄ちゃんの吸っているタバコの匂いと混ざり、懐かしさを感じる。


家を出てからそんなに時間が過ぎた訳じゃないのに……


2人の様子を見ていたものの、話す気配が無い。