海と空の狭間で……

どうして良いか分からずに固まっていると、お兄ちゃんと目が合う。


怒られるのを覚悟していたのに、一言も言葉を発さない。


ただ、その苦しそうな表情に胸が締め付けられた。


「アスナ……」


終始無言だったお兄ちゃんが私の名前を呼んでくれてホッとする。


「うん」
「とりあえず、皆で話をしよう。
リビングで良いかな?」


皆でて事は、空もって事。


お兄ちゃんは少しだけでも、空の事を許してくれたのだろうか__


そんな甘い考えが脳裏をよこぎる。