海と空の狭間で……

お兄ちゃんか……。


正直言うと会うのが怖いっていうのが本音。


私は、お兄ちゃんと向き合う事から逃げていただけなのかも知れない。


もし、私が空の立場ならお兄ちゃんと話すのには抵抗があるだろう。


それなのに……


私の事を考えてくれているのだから、向き合わなきゃいけない気がする。


「うん……」


怖い。


でも、逃げたくは無い__


「アスナ。偉い!」


ニッコリ笑った、空の手がこちらに伸びて来る。