海と空の狭間で……

「アスナのオススメの服屋か。そこに、行こう」
「うん!!」


あっという間に、次の日の朝がやってきた。


洗面台の前に立ち、ジーッと自分の顔を眺める。


地味!
本当に地味で垢抜けない!!


いつも通りの地味な服装に着替え、リビングに向かうと相変わらず完璧なお兄ちゃんが居た。


この前、お兄ちゃんの彼女に間違われて好き勝手言われたのがトラウマだ__


ああ。


私がもっと、可愛かったら……