海と空の狭間で……

鼻歌を歌いながら皿を洗った。


それも終わり、タオルで手を拭いていると名前を呼ばれ振り返る。


「アスナ。
明日は、買い物行こう」


買い物__


「買い物?
お兄ちゃん……」


節約をしなきゃいけないんじゃないの?


そう言い掛けた口を閉じる。


お兄ちゃんは私の生活を支える大黒柱みたいな存在。


お金が無いから買い物が出来ないなんて、言わせたらいけない。


と、なると、安い店に誘導するしかない!!