海と空の狭間で……

悩んでいるうちに分かれ道に差し掛かった。


「バイバイ!!
また、明日!!」
「また、明日ね!」


挨拶を交わし裏道に入り、少し歩く。


隠し事をしている子供のような気分になって仕方が無い。


家に帰ったら誰も居ませんように__


と、願った。


もうすぐ家に着くと言う瞬間に、よく知る車が横を通り過ぎた。


お兄ちゃんだ__


運転席の窓が開いて、中に入るように即される。


大丈夫___