「あ、いえ!
基本的には休日にしようと思っています」


流石に学校にメイクをしていく勇気は無い。


「そうですか!
お客様のお顔なら綺麗系も可愛い系も似合うと思いますが、好きなメイクとか有りますか?」


綺麗系も可愛い系も有りだ。


私が悩んでいるとお兄ちゃんが口を開いた。


「この際だから、色々してもらうと良い」
「う、うん……」
「あの。
出来るだけ濃くならないメイクをお願いします」