海と空の狭間で……

「アスナは可愛い」
「そんな事ないよ……」


この言葉がお兄ちゃんの優しさだって事くらい分かる。


それか、私を本当の妹扱いしてくれているお兄ちゃん。


妹として可愛いがってくれているのだ。


「早く、カレー食べたいから行こう」
「あ、うん!!」
「俺、凄く楽しみにしてる」


そう言ったかと思うと、手を引かれスーパーの中に入る。


こんなの__


また、勘違いされちゃうよ……


不安になったが、その手を振り払う事は出来なかった。