海と空の狭間で……

「アスナ……」


急にお兄ちゃんに名前を呼ばれ、昨日の事がバレたんじゃないかとドキドキしてしまう。


「どうしたの?」
「今日は、出掛けるぞ」
「何処に?」
「内緒」
「楽しみにしとく!」


出掛けている間は一切、空から貰ったスマホに触れない。


なんだか、不安になるがお兄ちゃんからの誘いを断ったらおかしいだろう。


ご飯をたべて部屋に戻ると、出掛ける準備を始める。


ウォークインクローゼットを空けると、中に掛けられた服を眺めた。