海と空の狭間で……

コンタクトが怖くてメガネを掛けている。


こんな私がお洒落なんて笑い物になりそうな気がして、髪を染める事すら出来ない。


私は私に自信が無い。


今すぐこの場所から消え去りたくて堪らない。


そう思った瞬間だった__


「ブスが何言ってんだよ」


それは確かにお兄ちゃんの声で、何が起こったのかと焦ってしまう。


確認するとさっき私を地味呼ばわりした女の子2人組を睨んでいるお兄ちゃん。