海と空の狭間で……

「こんな高い物受け取れないよ……」
「じゃあ、さ!

アスナの携帯が戻って来るまで、貸すつーのはどうかな!?」


貸してもらうのなら……


ぶっちゃけ値段を考えたら受け取れないけど、スマホが有れば空と繋がれる。


「うん、それなら……。

でも、なんかごめんね……」
「いやいやいや!
アスナが謝る事無いって!!


__俺と、連絡とれるようにしてくれてありがとう!!」


空は本当に幸せそうな表情で笑うんだ。