海と空の狭間で……

「あのさ……」


そう呟いた空の表情から照れているのを感じる。


「うん……」
「この前の通話の話の続きを聞きたい……な……」


目をうるうるさせながら、そんな事を言って来た空。


この前、私が通話で空に伝えようとして伝えられなかった事__


それは、好きの気持ち!!


本人を目の前にして、告白しそうになっていた自分を思い出す。


恥ずかしくて、顔面が熱い。


「電話の続き?」