その後、大通りを歩いているとたくさんの人達に声をかけられた。
「団長さん、暫くぶりですね」
「団長さん、顔を見ないから心配していたのよ」
少し進むたびに誰かしらに声をかけられる。そして皆一様に、私のことを見て不思議そうな顔をした。その度にイラリオさんは足を止めてにこやかに対応していた。
「エリーちゃん、これからよろしくね」
「エリーちゃん、困ったことがあったら何でも言うんだよ」
皆さんとても親切で、心配そうな顔をしてそう言ってくれた。
「レオは、みんなから慕われているんですね」
私はしみじみと呟く。少し歩いただけでこんなに声をかけられるなんて、住民の人達がイラリオさんを敬愛していることは明らかだ。
「ここは田舎だからな。王都に比べると、住民達の絆が強いかもしれないな」
イラリオさんは町並みを眺め、穏やかな笑みを浮かべる。そして、はっとしたような顔をした。
「エリー、安心しろ。お前にもすぐに、友達もできるぞ」
どうやらイラリオさんは私が見知らぬ地で友達もおらず、不安に思っていると勘違いしたようだ。私を安心させるように、ぽんぽんと頭を撫でてくる。
「団長さん、暫くぶりですね」
「団長さん、顔を見ないから心配していたのよ」
少し進むたびに誰かしらに声をかけられる。そして皆一様に、私のことを見て不思議そうな顔をした。その度にイラリオさんは足を止めてにこやかに対応していた。
「エリーちゃん、これからよろしくね」
「エリーちゃん、困ったことがあったら何でも言うんだよ」
皆さんとても親切で、心配そうな顔をしてそう言ってくれた。
「レオは、みんなから慕われているんですね」
私はしみじみと呟く。少し歩いただけでこんなに声をかけられるなんて、住民の人達がイラリオさんを敬愛していることは明らかだ。
「ここは田舎だからな。王都に比べると、住民達の絆が強いかもしれないな」
イラリオさんは町並みを眺め、穏やかな笑みを浮かべる。そして、はっとしたような顔をした。
「エリー、安心しろ。お前にもすぐに、友達もできるぞ」
どうやらイラリオさんは私が見知らぬ地で友達もおらず、不安に思っていると勘違いしたようだ。私を安心させるように、ぽんぽんと頭を撫でてくる。



