「イリス、もふもふ~。気持ちいい」 アリエッタが幸せそうな顔をして、イリスのお腹に顔を埋める。 「止めるにゃん。くすぐったいにゃ」 「お願い、もうちょっと!」 お揃いのリボンを付けたひとりと一匹がじゃれ合うその姿が可愛いのなんの。 その日以降、アリエッタのために可愛い小物や洋服を選んでやることが俺のちょっとした楽しみになったのだった。