アリエッタが聖獣に興味を示したのは予想外だったし、見てみたいと言われたときは正直迷った。
あれだけ大型の聖獣だ。人を襲うことはないと言っても、恐怖心は感じるはずだ。
泣くのではないかとの心配をよそに、アリエッタは聖獣を見ても物怖じしなかった。最初こそひどく驚いたような顔をしたが、すぐにその表情は元に戻り、心配そうに聖獣を見つめている。
『実際に見て、満足したか?』
『うん』
アリエッタは聖獣を見つめたまま答える。この聖獣を保護するために前日の仕事が残っていた俺は、アリエッタを残してその場を後にした。
アリエッタが聖獣を助けるために薬を調合しているらしいと聞いたのは、その二日後のことだ。アルマ薬店の女主人であるカミラにたまたま会ったとき、そう教えられた。
『聖獣さんを助けるんだって言って、毎日数回、お薬を届けに行っているんだよ』
『エリーが聖獣に薬を?』
初耳だった。
(きっとエリーも聖獣が心配なんだな)
人間の薬を聖獣に飲ませて効くとも思えないが、本人が満足するようにさせてやるのが一番かと思い直す。
あれだけ大型の聖獣だ。人を襲うことはないと言っても、恐怖心は感じるはずだ。
泣くのではないかとの心配をよそに、アリエッタは聖獣を見ても物怖じしなかった。最初こそひどく驚いたような顔をしたが、すぐにその表情は元に戻り、心配そうに聖獣を見つめている。
『実際に見て、満足したか?』
『うん』
アリエッタは聖獣を見つめたまま答える。この聖獣を保護するために前日の仕事が残っていた俺は、アリエッタを残してその場を後にした。
アリエッタが聖獣を助けるために薬を調合しているらしいと聞いたのは、その二日後のことだ。アルマ薬店の女主人であるカミラにたまたま会ったとき、そう教えられた。
『聖獣さんを助けるんだって言って、毎日数回、お薬を届けに行っているんだよ』
『エリーが聖獣に薬を?』
初耳だった。
(きっとエリーも聖獣が心配なんだな)
人間の薬を聖獣に飲ませて効くとも思えないが、本人が満足するようにさせてやるのが一番かと思い直す。



