「守護聖獣って何?」
聖獣の視線が私から少しずれる。その視線の先を追うと、イリスがいた。
(イリスが守護聖獣っていうやつなの?)
確かに、イリスは聖獣だ。だけど、守護聖獣?
もっと詳しく聞きたかったけれど、聖獣はそれ以上話す気はなさそうに見えた。後で、イリスに聞いてみることにしよう。
「あなたの名前はなんて言うの?」
「ザクリーンだ」
「ザクリーン……」
「『リーン』と呼ぶ者が多い」
「私もそう呼んでも?」
聖獣改めザグリーンはこくりと頷く。どうやら、愛称を呼ぶ許可はもらえたようだ。
「私はアリシア。だけど、今は訳あってアリエッタって名乗ってる。『エリー』って呼んで」
訳あっての『訳』を説明しようと思ったけれど、ザクリーンは知っていることに気付いて口を噤む。
色々と聞きたいことがあったけれど、何から聞くべきかと迷った。
聖獣の視線が私から少しずれる。その視線の先を追うと、イリスがいた。
(イリスが守護聖獣っていうやつなの?)
確かに、イリスは聖獣だ。だけど、守護聖獣?
もっと詳しく聞きたかったけれど、聖獣はそれ以上話す気はなさそうに見えた。後で、イリスに聞いてみることにしよう。
「あなたの名前はなんて言うの?」
「ザクリーンだ」
「ザクリーン……」
「『リーン』と呼ぶ者が多い」
「私もそう呼んでも?」
聖獣改めザグリーンはこくりと頷く。どうやら、愛称を呼ぶ許可はもらえたようだ。
「私はアリシア。だけど、今は訳あってアリエッタって名乗ってる。『エリー』って呼んで」
訳あっての『訳』を説明しようと思ったけれど、ザクリーンは知っていることに気付いて口を噤む。
色々と聞きたいことがあったけれど、何から聞くべきかと迷った。



