ありえない。
お兄ちゃんには、ゆかなさんがいる。
大切な人ができた。
ならもう、私も自由に恋愛できる。
そう思っていたのに……。
全然変わってないじゃん!
***
昼ご飯後。
菅原先輩に誘われて、空き教室に来た。
「ここが、先輩の秘密基地ですか?」
「そう。この辺あまり生徒が来なくて、静かで落ち着けるんだよね」
先輩はそう言いながら、後ろ手にガチャリと鍵をかけた。
なんで、鍵?
「とりあえず座ろ」
先輩に促されて、隣に腰を下ろした。
椅子があるのに、どうしてか地べたに座って壁に寄りかかる私たち。
お兄ちゃんには、ゆかなさんがいる。
大切な人ができた。
ならもう、私も自由に恋愛できる。
そう思っていたのに……。
全然変わってないじゃん!
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昼ご飯後。
菅原先輩に誘われて、空き教室に来た。
「ここが、先輩の秘密基地ですか?」
「そう。この辺あまり生徒が来なくて、静かで落ち着けるんだよね」
先輩はそう言いながら、後ろ手にガチャリと鍵をかけた。
なんで、鍵?
「とりあえず座ろ」
先輩に促されて、隣に腰を下ろした。
椅子があるのに、どうしてか地べたに座って壁に寄りかかる私たち。



