時原にもらった肉を口に運ぶ。
お腹いっぱいだけど、それだけはどうしてか食べられた。
……ああ、やっぱりそうだったんだ。
今の時原の行動で確信した。
「ありがとう」
もう一度、お礼を言う。
だけど、今度は肉をもらったからではない。
「?」
「助けてくれたんだよね。この前の時もそう」
「この前?」
「アップルジュース、くれたでしょ。
あの時も、お兄ちゃんの話題で困ってた私を助けてくれたんだよね?」
「んー、そんなこともあったかな」
曖昧な返事。
だけど、否定はしなかった。
ほとんど関わったことがなかった時原。
彼の新しい一面を知れたのが、すごく嬉しかった。
お腹いっぱいだけど、それだけはどうしてか食べられた。
……ああ、やっぱりそうだったんだ。
今の時原の行動で確信した。
「ありがとう」
もう一度、お礼を言う。
だけど、今度は肉をもらったからではない。
「?」
「助けてくれたんだよね。この前の時もそう」
「この前?」
「アップルジュース、くれたでしょ。
あの時も、お兄ちゃんの話題で困ってた私を助けてくれたんだよね?」
「んー、そんなこともあったかな」
曖昧な返事。
だけど、否定はしなかった。
ほとんど関わったことがなかった時原。
彼の新しい一面を知れたのが、すごく嬉しかった。



