部活が終わっても、まだ雨は降っていなかった。
嫌な空模様に変わりはないけど、急いで帰れば降られそうにない。
続々と部員たちが帰宅していく中、下駄箱で靴を履き替えている時。
「そういえば……返信あった?」
棚の1番上にある自分の下駄箱からローファーを取り出していた爽が、思い出したように聞いてきた。
「返信?……あ、忘れてた」
爽に言われて、部活前に折部くんからメッセージを受信していたことを思い出す。
あれからスマホを見ていないから返事は確認してない。
返事がありませんように。
心の中で祈りながらスマホの画面をつけると。
【来るまで待ってる】
というメッセージが表示された。
虚しくも祈りは届かなかった。
「来るまで待ってるって……」
「えー⁉そこまで結咲に執着してるの?……無視しなよ」
「うーん……。でもなんかモヤモヤする」
言い表せないむず痒い気持ちが全身を這いずり回るような感じがして、頭を押さえる。
折部くんの言動はムカつくし許せないけど……、
謝ってそれで終わり!ってわけにはいかない。
嫌な空模様に変わりはないけど、急いで帰れば降られそうにない。
続々と部員たちが帰宅していく中、下駄箱で靴を履き替えている時。
「そういえば……返信あった?」
棚の1番上にある自分の下駄箱からローファーを取り出していた爽が、思い出したように聞いてきた。
「返信?……あ、忘れてた」
爽に言われて、部活前に折部くんからメッセージを受信していたことを思い出す。
あれからスマホを見ていないから返事は確認してない。
返事がありませんように。
心の中で祈りながらスマホの画面をつけると。
【来るまで待ってる】
というメッセージが表示された。
虚しくも祈りは届かなかった。
「来るまで待ってるって……」
「えー⁉そこまで結咲に執着してるの?……無視しなよ」
「うーん……。でもなんかモヤモヤする」
言い表せないむず痒い気持ちが全身を這いずり回るような感じがして、頭を押さえる。
折部くんの言動はムカつくし許せないけど……、
謝ってそれで終わり!ってわけにはいかない。



